2026/11/05 13:21
光を引き立てるためのエッチングコースター
お気に入りの切子グラスに、日本酒をゆっくり注ぐ。
光を受けて輝く繊細な文様を眺めながら、一口味わう。
その時間は、日々の慌ただしさを忘れさせてくれる特別なひとときです。
私たちは、その時間をさらに豊かにできないだろうかと考えました。
その想いから生まれたのが、HikariSASのエッチングコースターです。
コースターは、脇役ではありません
コースターは、グラスの水滴からテーブルを守るためのもの。
一般的には、そのような役割を担うアイテムです。
しかし、私たちはコースターを「光を演出する舞台」と考えました。
切子グラスの魅力は、光によって引き出されます。
ならば、その光をさらに美しく見せる土台があれば、一杯の時間はもっと豊かなものになるはず。
コースターそのものが主張しすぎるのではなく、グラスの美しさを引き立てながら、光の表情を生み出す。
それが、HikariSASの考えるコースターです。

光が重なり合う瞬間
HikariSASには、ケミカルエッチングによる繊細な文様が施されています。
均一な深さで刻まれた文様。
そして、その加工によって生まれる微細な凹凸。
光を受ける角度によって、金属の表面に反射と陰影が生まれます。
その上に切子グラスを置くと、グラスのカットとコースターの文様、
そして、光が重なり合い、見る方向や角度によって様々な表情を見せます。
同じグラスでも、照明や見る位置によって異なる美しさを楽しめる。
それは、金属の表面だけを見るのではなく、グラスとコースター、
そして、光が重なったときに生まれる美しさです。
化学の力で描く、日本の四季
日本には、季節ごとに異なる美しい風景があります。
春には、桜。
夏には、花火。
秋には、紅葉。
冬には、雪の結晶。
私たちは、そんな日本の四季をモチーフにした切子グラスに合う、4種類のデザインのコースターをつくりました。
金属に刻まれた繊細な文様と、切子グラスに差し込む光。
その二つが重なり合うことで、季節ごとに異なる表情を楽しむことができます。
春は、桜の儚さを。
夏は、花火の華やかさを。
秋は、紅葉の彩りを。
冬は、雪の結晶の静けさを。
季節の風景を、金属に刻まれた文様と光を通して楽しむ。
一枚のコースターから、日本の四季を感じていただけたら。
それも、私たちが「光をデザインする」ことで届けたい体験の一つです。

「飲む」から「味わう」へ
日本酒を楽しむ時間は、味覚だけではありません。
グラスを選ぶ。
お酒を注ぐ。
光を眺める。
器の質感に触れる。
一口含み、香りを楽しむ。
その一つひとつの瞬間が重なり、一杯の価値は深まります。
HikariSASは、お酒を飲むための道具ではなく、その時間そのものを楽しむためのテーブルウェアです。
贈り物にも、特別な体験を
切子グラスは、大切な方への贈り物として選ばれることも多い工芸品です。
大切な方から贈られたグラス。
自分へのご褒美として選んだグラス。
その一杯を楽しむ時間まで、豊かなものにできたら。
箱を開けた瞬間。
グラスを手に取った瞬間。
初めて光を受けた瞬間。
そして、最初の一杯を楽しむ瞬間。
そのすべてが、記憶に残る体験になります。

私たちが届けたいもの
私たちがつくっているのは、コースターだけではありません。
光が生み出す美しさ。
器を愛でる楽しさ。
そして、大切な人と過ごす豊かな時間です。
ケミカルエッチングという技術を通して、切子グラスの魅力をさらに引き出し、一杯の時間を少しだけ特別にする。
私たちが金属に刻んでいるのは、単なる文様ではありません。
光によって生まれる美しさと、その光を楽しむ時間です。
これからもHikariSASは、ケミカルエッチングという技術を通して、日常にそっと光を差し込んでいきます。
次回は、「なぜステンレスなのか?」をテーマに、ケミカルエッチングとステンレスの相性について、分かりやすくご紹介します。
製版品質が、光の美しさをつくる。
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